1人旅 鳴子温泉郷編 最終日 ~地獄谷で地球の息吹を感じる~
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最終日の朝
連日の晩酌のおかげで車内で8時過ぎまで熟睡し周りの人の気配と車の音、テント設営の音で目を覚まします。
外に出て驚愕、昨日の2,3倍は人であふれかえっており筆者の車の周りにも何組もテントを設営していました。やはり春の休暇の後半ともなると吹上キャンプ場も大繁盛ですね。
特に家族連れや友人のグループが多くこれはもう自然を優雅に楽しんでいる場合ではないと判断し早々に撤収して本日の目的地、地獄谷遊歩道に向かいます。
吹上キャンプ場から車で数分、車が数十台停められる駐車場に着いてさっそく歩きます。
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鬼首地獄谷遊歩道
吹上沢に向かって温泉が10数か所自噴していて遊歩道の脇には80℃を超える温泉が湧きでていてボコボコと音が聞こえてきます。
画像の小屋はボーリング機材(?)でしょうか、それとも地熱関係のなにかしらの施設
とにかく自然の中に白煙を出しひっそりと佇む姿はなんだか鄙びた雰囲気を感じます。
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ボコボコと音を出していてあきらかに高温と分かります。
わらび湯という名の通りここに山菜や卵を入れて湯がいて食べるようですね。
それにしてもこの自噴しているところを見ると地球って生きているんだなと感じます。
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あちこちに野湯がある
川と併設して温泉が自噴しているので温度調整をすれば入れるらしく
途中おじさんが湯に浸かっていました。筆者もぜひと思いましたがタオルも何も持っていなかったので断念、おじさんが言うには温度は37~39℃程度で適温かぬるめらしくめちゃくちゃ気持ちよさそうでした。次回来た時には筆者も浸かってみたと思います。
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紫地獄
おじさんが浸かっている沢を超えてすぐにシューシュー!という音を出しながらこの間欠泉が姿を現しました。
ものすごい白煙と迫力、絶え間なく出続けるお湯に感動、地球の息吹を感じました。
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紫地獄という名前の由来は今は不明らしいです。気になりますね。
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地獄がいっぱい
大地から自噴するお湯、異様な匂いと熱気と音、そしてあふれ出る白煙とむき出しの奇色な岩々、その光景を人は地獄と呼びます。
青森にある恐山にも広大な地獄がありますがこういった地域を〇〇地獄、〇〇地獄谷というような名前を付けるのは日本全国共通なのでしょうね。
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湯がき用の網が所々にあって卵を持ってくればよかったと後悔・・・。
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ここから先は自然災害で遊歩道が機能していないらしく立ち入り禁止。きっと地元を知り尽くした方ならこの先にある野湯スポットに人知れず入りに行ったりしてるんでしょうか・・・。
最終日まとめ
地獄谷遊歩道は非常にお勧めです。
ゆっくり歩いたとしても往復3,40分程度なので気軽に行けます。
注意点として所々ぬかるんでいるので靴はそれ相応の運動靴や防水の靴を履いたほうが良いでしょう。
また遊歩道から間近に高温のお湯が自噴しているので特に小さい子供を連れていく際は誤って触れたりしないよう注意が必要です。
そしてここには熊の目撃情報もありますので音のなる鈴やラジオ等を鳴らしながら歩きましょう。
2024年7月の水害で現在は紫地獄までしか行けません。
筆者が行った時は紫地獄の少し先まで行けましたが現在は7月の水害によりそれ以降は立ち入り禁止だそうです。
しかしメインスポットである紫地獄は見れるようなのでこの先10月、11月の紅葉シーズンに鳴子温泉に行きぜひこの地獄谷遊歩道を訪れてみてください。
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5日間の鳴子温泉郷1人旅・・・
さてこれで4泊5日の鳴子温泉郷の旅はおしまいです。
初めて訪れる温泉郷、珍しくそして上質な温泉、鄙びた旅館にこけし、温かく人情のある地元の方々、温泉街にあるノスタルジックな吞み処、幻想的で自然で溢れた鳴子峡や潟沼に鳴子ダム、地球の息吹を感じる地獄谷等・・・とにかく中身の濃い5日間で筆者は非常に満足です。
この5日間でも鳴子温泉郷を周りきれずほかにもまだまだ観光する場所がありますのでまた次回来た時には色々周ってみたいと思います。
次はどこへ行きましょうか・・・。